ねこのつれづれ

猫と暮らす日々の雑感

Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

還らぬもの 3

それからは時間をやり繰りしては生き残った姉妹に会いに通った
まだ小さくてかわいいし 器量もよくて人懐こい
すぐに里親さんが見つかるよと言われていたから
どの人かな どんな人かな
遠くからそっと見ていた
そしてもう誰も来ない時間になってからケージをのぞくと
「あーっ」と声を上げて起きて寄ってくる
片方がまだ寝ていると
「ねぇねぇ 起きなよ」
と揺さぶっている
抱っこさせてもらうと グルグル ゴロゴロ
私たちによじ上ってくる
本当は人懐こいだけで私たちだとわかってやっていたのではないのだろう
すっぱりと私たちを忘れて幸せになってほしい
私たちを忘れないでほしい
気持ちの整理がついてなかった

里親さんが決まりそうだよと連絡があった
お別れに会いに行った
ミケとシマのようにまた会えるなんてことはないんだ
向かう途中で当たり前のことに気づく



先方には先住猫ちゃんたちがいておチビを迎える環境もしっかり整っていた
ただおチビが本当に小さすぎて 家を空ける時間が長いとかわいそうだから
ということで見送りになった
エマが全然大きくならなかったからそちらにばかり目が向いていたけれど
2か月になろうかという姉妹も確かに小さかった

猫のことを考えれば 小さければ小さいほどいいなんて言わない人もいるのだな
この方たちはもう少し大きいコたちを迎えて下さった

話が流れた後は もういてもたってもいられなくなり
余所のお宅の末っ子になるならうちでもいいよな
でもいけないよな
私としてはすごく悩んでいたつもりだったけれど
今になってみると私以外の人は皆とっくにわかっていたみたい
恥ずかしいやら申し訳ないやらでとても聞けないけど

夫に尋ねることもなくキャリーを持って迎えに行きました
抱っこさせてもらいながらなかなか言い出せず
チビたちが肩や膝で眠ってしまった後
「キャリー持ってきたんだろ?」と夫
「あぁ そうなの 連れて帰りなよ」
「でも・・・申し訳ないし・・・」
「いいんだよ 他のコたちももらってもらえて このコたちも連れて行ってもらえれば
 また他のコたちを保護できるし 里親さんが見つかるチャンスも増えるんだから」
私の気を楽にするための言葉にありがたく説得されて おチビを連れて帰りました
世話を押しつけられ振り回された猫の神様のようなお兄さんは
「これでよかったんだと思いますよ」
と平謝りの私に言って下さいました

なんとかして思い出して書こうとするとどうにも涙が止まらない
本当にわずかしかないエマとの思い出を残しておきたいのだけれど

エマは男の子でした
ちゃんと3兄妹(姉弟)で1組の名前もあります
頭でっかちのちっちゃい体におっきなお目めが
Gleeというドラマに出てくるエマ先生に似ているねって
本当に最期まで手の平サイズのおチビちゃんでした

エマは猫生のまだほんの入口にいただけ
家の中を跳んだり跳ねたり走り回ったりしなさいよ
爪を研いだり 毛布をフミフミしたりしなさいよ
このカリカリはやだっ もっとおいしいのちょうだいって
わがまま言いなさいよ
おやつがほしい おもちゃで遊びたいって
おねだりしなさいよ
お願いエマ 起きてまた朝のピヤーって元気な歓迎をして


エマの姉妹は元気です
立派なおデブに育ちました
うちに来てからご飯で困ったことはないはずなのに
やたらと食いしん坊です
ミケとシマのように 姉妹仲がすごくよいです
「おまえたちはかわいいなぁ ボクの妹だからな!」
なんてエマになったつもりで声をかけたりします
何でも一足先だったから お兄ちゃん扱いなんです

スポンサーサイト

*Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

右サイドメニュー

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。